無 頼

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墜落論・日本文化私観 他二十二篇/坂口安吾 著・岩波文庫

 

直に政治や社会にモノを申せるほど

オカミに近付けるわけでもないし

 

確固たる信念や従順を保つほど

自国に対する愛もない

半ば諦め

または呆れた部分と

ドライに接して距離を保ちたくなる

 

愛国心を問われれば

その程度

 

でも

悶々とする

もうちょっとどうにかならないもの?かと

 

先人に問う

その矛先は坂口安吾

大学時代に出会ったそれを手繰る

 

戦後の騒々しい時代

 

悶絶するくらいに悩み、葛藤しながら

伝えたいことをしっかり残す姿

鋭く切り裂く言葉

 

戦え

無駄に戦うな

素直に従うな

知恵を以って賢く生きよ

 

強くシビれる猛烈な刺激

 

いま世の中に大事なのは

きっと・・・ここ。