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天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント trailer:Youtube

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終わった案件と

まもなく動き出す案件

いま その谷の位置

 

amazon のウォッチリストに積んでおいた映画を

ガブ飲みしている連日連夜

 

僕もクリエイティブの現場に身を置く上で

Why are you creative? と問いて歩くこの映画は

とても興味深く

 

職種も扱っている媒体も違えば

生活している国や

自分の生い立ち環境によって

創造性に対する思考は十人十色であって当然だろうけど

 

激しく活動する人も

静かに語る人も

内心にあるそれぞれの情熱温度の高さが見えてくる

 

おもしろい。

 

さて

自分にこれを問うと

 

好奇心と探究心の活性に

他にはない楽しみを覚えている

想像力の中を泳ぐのが面白いから

・・・かな

 

冒頭に登場するポール・アーデン氏

別の著書で曰く

 

クリエイティブになるために

クリエイティブである必要はない 

 

・・・と。

 

好きじゃなきゃやらないだろうし

続いてもいかないだろうし

 

いろいろ作っていこうじゃないか

これからも。

 

端 的

サッポロビール広告「男は黙ってサッポロビール」:1970

 

友人からの紹介は

昭和と令和をタイムマシンで行き来するドラマ

 

自分の幼少期と現代の間にある

技術進化や道徳感覚の変化遍歴を感じつつ

 

記憶という

感情のフィルターを介して

むかしは良かった とか

こっちの方が良い だとか

そこは比較できるものでもなく

 

ただ

何につけて答えや説明を急いで求めて

わかりやすさや

端的に与えられることに慣れてしまったこの時代を

 

少し残念に思う。

 

想像や連想をする楽しさ

自分なりの観点で膨らむ解釈

イメージを交換し合うコミュニケーションが

そこに生まれるのに

 

わかりやすさを重ねるほどに

増える情報表記量と

減衰するイマジネーション

 

不便・不親切という不穏な妄想の枠は

考えない緩さによって作られてしまう。

 

いま

販売促進のデザインを進めている中で

しっかりとした解説で

ちゃんとお客様に伝わる様にして欲しい と指示が出ていつつ

言葉を最小限にしてみる

 

結果

それを一口食べたお客様の笑顔が満面だった

前情報がない時の

喜びや驚きが跳ね上がる高さは

 

とてもとても大きくなる

そんな一例。

 

先 達

安藤忠雄 建築家と建築作品/ 安藤忠雄 松葉一清 共著:鹿島出版会

 

美大生の頃

昼食は購買の安いパンで節約して

貯めたお金で大きな本を買い

持ち帰る時のその重みが嬉しかった

 

高校時代

お前 行ってみるか?と

美術予備校の講師がくれたチケットは建築展

安藤忠雄

 

そのスケールと緻密さに

過呼吸になるくらいの衝撃と興奮を覚えたのは

いまモノ作りに関わっている大きな起点の一端で

 

割り箸の袋や航空券に描かれたスケッチに

わずかな狂気を感じながら

それは仕事に向かう執心と覚悟の表れで

いつの間にか自分も同じ線を辿っていて

 

数々の案件の背景を読みながら

進めるページは低速で

この本の重さは特別に嬉しい

 

とても大きな影響を受けたことが

改めて浸透する感覚