進化するレストランNOMA:レネ・レゼピの日記/レネ・レゼピ(著)・ファンドン(出版)
読んだでしょ!?と言い詰められる
小学生の頃
偶然教室で拾ったノートが女の子の日記
粉砕された淡い恋心
そのカサブタは いまでも少し痒い。
活発な感性と熱い意欲に満ちたデンマークの料理人
レネ・レゼピの日記
他人のそれを覗くことに
わずかな躊躇を覚えながらページを進めるも
他業種ながらモノ作りに関わる自分には
読むのを止められない衝動が憑依する。
苦悩は苦悩として
喜びは喜びとして
気を荒げながら実直に自分の感情に向き合い
いい日もあれば悪い日もある
それぞれのその日を記す
自分自身の俯瞰
おもしろい。
・・・やっぱり言っておくと
小学校でのあの日
僕はあの子の日記を読んではいない。