冬から進めてきた案件が
間もなく着地を迎える
その安堵感
明日から始まる新しい案件
その緊張感
その心の振れ幅の中で平穏を保とうとするのも
なかなか難しいもので
Yellowという単語には
元気なイメージがありながらも
実は「臆病」という形容があって
はじめの一歩は注意深い
むかしからの性分
それくらいがちょうどいいのかもしれない。
大人になってから観る寅さん映画の
その世界観に胸がキュッとなるのに似た
この歳になってから読むドラえもんの
ストーリーだとか言葉だとか
それは強く染み渡るものがとても多くて
涙を伴うことも少なくない。
振り返ること
子供の頃
親と外出する時にはいつも
ドラえもんの単行本を脇に大切に抱えて
大人同士の会話に水を差すことのない様に
静かのフタを被せられる
それそのものであったのだけど
子供からすると
ずっと読み耽っていられる
とてもうれしい時間でもあって。
いま改めて
世の不条理とか道徳感
どうやらドラえもんから教わったことが多く
この本に記されていること以外の
記憶の中のいろいろなシーンが
胸の中を騒がせて
それらはとても温かい。
静かに雲が開ける様に
ひとつひとつ
溜め込んでいたわけでも
止めていたわけでもないんだけれど
立ち止まってみるとまた
見えてくるものも多かったり
ここからまた一歩
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