diary

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進化するレストランNOMA:レネ・レゼピの日記/レネ・レゼピ(著)・ファンドン(出版)

 

読んだでしょ!?と言い詰められる

小学生の頃

偶然教室で拾ったノートが女の子の日記

粉砕された淡い恋心

そのカサブタは いまでも少し痒い。

 

活発な感性と熱い意欲に満ちたデンマークの料理人

レネ・レゼピの日記

他人のそれを覗くことに

わずかな躊躇を覚えながらページを進めるも

 

他業種ながらモノ作りに関わる自分には

読むのを止められない衝動が憑依する。

 

苦悩は苦悩として

喜びは喜びとして

気を荒げながら実直に自分の感情に向き合い

いい日もあれば悪い日もある

 

それぞれのその日を記す

自分自身の俯瞰

おもしろい。

 

・・・やっぱり言っておくと

小学校でのあの日

僕はあの子の日記を読んではいない。

 

 

smile

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so I asked them to smile : Jay Weinstein

 

頰を上げて目が緩まる

それだけで

その人の印象を変えてしまう

 

どんな人なのか

どんな生活をしているのか

その個性や背景は全くわからないながら

 

結界が退く様な感慨に導かれる

笑顔が備える大きなチカラ

伝わるナニカ

 

Jay Weinstein

彼のアート・プロジェクトに集められた

数々の笑顔

 

とても魅力的。

 

 

曲 解

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Gipsy Kings - The true story : Vimeo

 

思い込みや誤解

永らく「そう」と思っていたものがひるがえるときの

ストロボを浴びたような

皮膚に光圧を感じるような身震い

 

音楽が与える印象は オモシロい

 

その印象に起因して妄想が膨らんで

見たこともないものが

偶像となって成長し

強く固着していた この20年あまり

 

Gipsy Kings の楽曲を聴きながら巡る それは

 

彼らは

ソンブレロを被り ポンチョを着て

中南米辺りで情熱的に音楽活動をしている

 

・・・という

そんな勝手な偶像を壊して覗いてみれば

 

フランス南部出身のバンドで

演奏するその背景には

老人から子供までを揺する様な

素敵な風景があった。

 

知らないことは

まだまだたくさんあるばかりか

 

人の脳に納まっている

カタチのないカタチ

創作された知識や認識のいろいろ

 

なんだか顎のあたりに

短く強い酸味を感じてしまう。