レオナルド・ダ・ヴィンチ 藝術と発明(機械篇・飛翔篇)
カルロ・ペドレッティ+ドメニコ・ラウレンツァ 著:東洋書林
ダヴィンチの没後500年
世界各国でその話題に湧くこの頃
以前に買ったダヴィンチの本を眺めると
膨大な量の手稿とその解説文に胸が躍る
このスケッチが好きだ。
まだ日本は室町の時世
コウモリの羽骨格を参考に空に向かおうとした
描かれた線
ある部分は緊張した様子
ある部分は遊んだ流れ
思案しながら
楽しみながら
頭上に何度も電球を点灯させながら
机に向かうダヴィンチの姿
そんな空想をやわらかく掴む。
歴史を辿ると
飛行体の発展記録が見当たらないないところからすると
その当時は飛ばなかったんだな
きっと
でも
むかしのそれがあって
いまのこれがある
ダヴィンチが残したものは
計り知れずとても大きく
モノづくりに携わる自分には巨大な刺激
カメはゴールを見ていた
ウサギはカメを見ていた
友が言っていた言葉を
ふと思い出す。