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SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬:Youtube

 

縁あって

ポートレートをたくさん撮影する機会が続く。

 

ファインダーを覗くと

それまで感じていた向かいに立つ人に対する警戒心や緊張感が

和らぐ

例えるなら

カメラという盾で自分を覆い

相手に直視されていないことにする暗示と錯覚の様。

 

鋤田正義さんの写真集

そこに集められた数々のシーン

写る人々や風景に観るその表情に

安堵であったり許しであったり

委ねであったり

威嚇であったり緊張であったり

様々

 

シャッターを押す鋤田さんの指は

穏やかでありながら

切り取る「時」は鋭敏で

 

カメラを通して投げかける対話と共時がある。

 

 

 

「カメラを構える」と言うけれど

「構える」という言葉の時点で

緊張が伴うものとしてるのかもしれないね

 

いつか自分の盾を投げ捨てたい

どうしたものか・・・