ラブという薬:いとうせいこう+星野概念 著/LITTLE MORE 出版
自分から話をすることがあまり得意でないこと
緊張や何かの迷いが生まれた時に
思慮・思考がスムーズに余所の方向に走り始めること
根っからの対話下手である。
骨折しての安静期間にあれこれ考え事をする中
その不得手の処方になるかもな
手に取ったこの対談本
諸先輩の経験から生まれる重みのある言葉ではなく
なにかの問題に対して「である」と解を定じる言葉でもなく
「かもしれないよ?」な
淡くぼんやりとした噛み具合の様な言葉
力を抜いてのキャッチボール
それが小気味よく行ったり来たり
爽快な悶々
初めての感覚の
読み進める内のすーっと文字が入ってくる何故
文字が黒ではない
漂白の効いていない紙質に
淡色の細身な明朝体
精神医学カウンセリングという繊細な内容を
やさしくやわらかいものにする工夫
白黒つけない
そんな気遣いと愛情
・・・・・うん そう
こんな感じで趣旨が迷子になる。