衰 勢

ステッドラー シャープペンシル 1.3mm 771 【ステッドラー公式】 - YouTube

 

長くこの仕事を続ける中

作業上の流儀はほぼ固まり

 

どれだけPCの利便性が高まろうと

PCの性能や速度がスゴいことになっていようと

 

思考を手に伝えて

芯先から紙の上にそれを表す

デザインの起点

とても大切

 

手作業:PC = 7:3

そんな作業割合

手描きが主体

PCは仕上げの作業道具

 

好みで使い続けていた鉛筆は廃盤になり

以降愛用しているシャープはあったものの

 

長時間握っていると疲れを感じる様になり

芯を次第に柔らかくいていったり

 

手先の感覚は思いの外

正直で敏感で

 

思えば

自分よりも年上のスポーツ選手は稀有で皆無に近く

うまく走れなくなってくる気分って

こんなふうなんだろな・・・と思ってみたり

 

この極太の

握りが三角のシャープペンシルに出会ったことで

手先がグッと軽くなるのを覚えた

 

ましてや

力が適度に抜けて

速く走れる様になった

 

バットを変えたら打率が上がった

スパイクを変えたらシュートを打てた

そんな気分

 

道具は選ぶもの

出会うと変わるもの

なんでも同じということはない

自分で探すもの

 

衰えを感じたところから

まだ先は長そう

 

 

老眼は

まだ出てない。