純 熟

三菱鉛筆 Fine Vermilion ”消せる赤鉛筆”

 

PCのモニタに向かって

なんかチガウ・・・とモヤモヤしているよりも

 

紙に向かってゴシゴシ描き込んでいる方が

アタマの中が整理されて

その後の展開に思い切りが出る

 

手の動きと思考の動きが同調する

自分は

そういう現場で育ったデザインの人。

 

 

子供の頃から筆圧が強かったから

赤ペンの先はすぐにダメにして

母からは赤鉛筆を持たされた

 

授業中の小テスト

自己採点の記憶

 

赤で書いたら

もう消えない

 

粘度の高い赤鉛筆の芯は

書き込みに緊張を誘うか

書き損じを誤魔化す塗り潰しをたくさん産んだ。

 

あの記憶から40余年を経た今

 

赤地の筆軸に白文字で堂々たる明記

”消せる赤鉛筆”をリリースした三菱鉛筆

 

待っていたわけではないながら

「おっ! 来たね!」と頬が緩む

 

ゴシゴシ描ける

ワシワシ消せる

 

この使い勝手が熟慮された感

お見事。