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Luis Barragan-Understanding Space〜ルイス・バラガン 空間の読解

大河内 学+廣澤秀眞+明治大学大河内研究室 編著/彰国社

 

身近ではない国の音楽

馴染みのない地域の料理

それに触れた時のストロボ光に似た刺激と嬉しさ

 

昨年の暮れに買った本

メキシコの建築家 ルイス・バラガンの建築書

 

彼の建築物は

晴れやかな色使いや

思い切った外装意匠に目を向けられる傾向にありながら

 

内装の捉え方に触れてみると

大きく心中が騒めいて

 

まだ近代建材がない頃

その地場にあるものを素材に充て

広さや高さ

移動のプロセス

光の採り入れと遊び

自然光によって映える配色

空の見え方とその対比

木々の配置と窓から見える風景

慎重さと繊細さ

大らかさ

見事な設計と創造性

 

自分の疲れ気味だった脳内に風穴を開けて

空冷してくれた様な清々しさ

 

まだまだ吸収していきたい

好奇心に躊躇は無用。