懸隔(けんかく)
:ふたつのものごとがかけ離れていること。非常に差があること。
車の運転席に座って
顔の向きを変えずに目線を動かす先に
アナログ時計がある。
いまの車に変えてからやや時間は経つものの
前の車でほぼ同じ位置にあったデジタル時計との
「時を知る」という用途を同じくして
その感覚に大きな違いがあることに
首筋あたりがザワザワする。
針の短長とその角度・位置から時間を知る
視覚的にわかるそれと
数字の形態を読み
認知的にわかるそれと
感覚なのか
情報なのか
同じ「時を知る」上での大きな違い
この時代に
なんとなくアナログっていいよね?ということではなく
やっぱり
デジタルって正確っぽいよね?いう点でもなくて
感覚的に「時を知る」ということの
なにかボンヤリとしつつも
大切な感度じゃないかな?と思う
人間が作り出した「時間」という基準尺度に対する
適度な距離感の様な
追われて
少し疲れている。