ヨット
とてもおもしろい
興味を持ったのは1992年
世界最大のヨットレース America's cup をテレビで観てのこと
風の力で進む艇の力強さと
スポーツマン然とするクルーの容姿
チームワークの妙技
海と風を読む洋上ゲームの駆け引き
自然と対話しながら敵チームと戦う
その様子に見入ってしまう。
艇の性能を高めるエンジニアリング
各国の知恵を絞りながら個性を高めていた時代には
艇のデザインが様々で
不自由さを含めながら
速さや舵の機敏さにも大きく差が出る
それはそれで
とても魅力的だった。
時を経て
速い艇の設計理論や新素材の採用
全体的な開発技術力の向上は
とても目紛しく
むかしのそれとは大きく姿が変わり
無駄を削ぎ落として
熟考の末に行き着いたカタチは
レースの内容によって規定はそれぞれありながら
「こうなりました」な艇の
研ぎ澄まされたデザインがそこに在る
勝負の現場では各国ほぼ同じで
クルーの技量と
スキッパーと呼ばれる舵取りのセンスを大きく問われる
洗練されて尖ったスポーツ感
これはこれで
とてもとても魅力的。
映像の最後に上がるコピー
POWERED BY NATURE（自然が動力）
むかしも今も変わらずに
そう
それが最も大きな魅力。
